急変対応セミナー
病院や臨床現場で起こる急変は、突然に見えて実は予兆を伴っていることが多いと言われています。
その小さなサインを見逃さず、いかに早く気づき、判断し、行動できるかが患者さんの救命率を大きく左右します。
しかし、従来のBLS(一次救命処置)研修だけでは、こうした予兆の察知や臨床判断力までは十分にカバーできません。
さらに、本やマニュアルを読むだけでは「実際の現場でどう動くか」を体で習得することは難しいのが現実です。
そこで注目されているのが 「急変対応セミナー」として実践型のNCLS です。
よくある講義やクイズ&ディスカッション形式の急変対応セミナーとは全く異なります。
シミュレーションを通じて二次救命処置やチームでの役割分担、そして瞬時の判断力を磨くことで、現場で即活かせる実践力を養うことができます。
NCLS(Nursing Cardiac Life Support)とは?

看護師に特化して開発されたのが NCLS(Nursing Cardiac Life Support) です。
AHA-ACLSなど国際ガイドラインや国内の蘇生ガイドラインをベースにしつつ、日本の看護現場のニーズに合わせて設計されています。
NCLSの特徴
- 看護師に特化:指示待ちではなく「判断して動ける」力を養成
- 判断力・アセスメント重視:様々な症例シナリオで徹底訓練
- 1日完結型コース:忙しい看護師でも参加しやすい
- 全国開催:地域を問わず受講可能
- チーム医療の実践演習:現場に近い環境で役割分担やリーダーシップを学べる

ICLS・ACLSとの違い
急変対応セミナーには ICLS・ACLS などがありますが、それぞれ目的や対象が異なります。
ICLS(Immediate Cardiac Life Support)
- 日本救急医学会が主催
- 医師・看護師・救急救命士など幅広い職種が対象
- 突然起こる10分間の心停止対応を学ぶ
- チームでの蘇生を重視
ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)
- AHA(米国心臓協会)の国際コース
- 心電図判読・薬剤投与・高度な二次救命処置を中心に学ぶ
- 医師・看護師・救急救命士など国際資格として有効
NCLS(Nursing Cardiac Life Support)
- 看護師に特化した設計
- 医師の役割も体験するものの看護師が担う判断・行動を中心に訓練
- 1日完結で学習効率が高い
- 急変の予防やフィジカルアセスメントスキルの部分までカバー
- 「明日から現場で使えるスキル」を重視
急変対応セミナーが求められる理由
- 院内心停止の多くはBLSだけでは不十分
- 看護師の判断が救命の第一歩
- チーム医療での役割明確化
NCLSを受講するメリット
- 即戦力となる判断力が身につく
- 臨床現場に近いシナリオで急変対応が「できる」を支援
- 1日で修了でき、忙しい看護師にも参加しやすい
- 全国で開催され、アクセスしやすい
まとめ
「急変対応セミナー」を探している看護師にとって、NCLSは実践的かつ参加しやすい最適な選択肢です。
ICLSやACLSのエッセンスを踏まえつつ、看護師が現場で即活用できる力を養成する点が最大の魅力です。
👉 最新の開催スケジュールはこちら
NCLS-看護師に必要な新しいBLS-
公式ページを見る
【BLS不要】看護師が主催するACLS1日プロバイダーコース
NCLS修了者の声
【病棟看護師】
自分の役割、リーダーとしての役割、医師の目線、様々な考え方や必要な知識を再確認できました。今後の現場に活かしていきます。ありがとうございました。
【救急外来看護師】
症例を元に急変対応、振り返りがその都度できるので、一つずつ学ぶことができた。
できないことを言える環境も安心して学べる点も良かった。
【病棟看護師】
実際のイメージがつきやすいような症例での体験ができてよかったです。
机上の学習だけでは実践に活かしにくいことが多いので。知識があることと現場で動けることは違うので今回で改めて感じられました。
【病棟看護師】
色々なシナリオがありましたが、その都度柔軟にシナリオが変わったり改善点などディスカッションの時間を充分にとってもらえ次に活かすことができた。
【病棟看護師】
色々なシナリオがありましたが、その都度柔軟にシナリオが変わったり改善点などディスカッションの時間を充分にとってもらえ次に活かすことができた。
【病棟看護師】
病棟で起こりうる急変からの心停止のシミュレーションをトレーニングできてよかった。
ノンテクニカルスキルの重要性がわかった。
【ICU看護師】
臨床に特化した思考を整理しながら救命処置を学べる点
【看護師】
すごく勉強になりました。すごく有意義な時間になりました。わからない点も聞きやすく、急変のイメージが抱けました。テキストも動画が沢山載っていてわかりやすくなっているので、家に帰って頭の中を整理し、今後に活かしたいと思います。
ありがとうございました。
【看護師】
アルゴリズムがICLSより分かりやすい
チーム内でのフィードバックが良い