「夜勤中に患者さんの様子がおかしい…でも何から動けばいいか分からない」
「ドクターコールしたけど、うまく伝えられず怒られた」
急変対応は、経験年数を問わず多くの看護師が「苦手」「怖い」と感じるものです。
「ドクターコールしたけど、うまく伝えられず怒られた」
急変対応は、経験年数を問わず多くの看護師が「苦手」「怖い」と感じるものです。
でも安心してください。「怖い」には明確な正体があり、適切な準備で必ず卒業できます。この記事では、ABCDEアセスメント・ISBAR報告・急変予防の3軸で、新人看護師が急変対応の「怖い」を卒業するための全てをまとめました。
この記事の結論(30秒)
・急変対応の「怖い」の正体は知識・経験・言語化の3つの不足
・何から動くかはABCDEアセスメントの順番で迷いが消える
・医師への報告は「結論ファースト+ISBAR」で伝わる
・本当に大切なのは「心停止させない」という予防の視点
・心停止の数時間前にはキラートーク(予兆)が現れることが多い
・卒業への近道は「準備・シミュレーション・振り返り」の3ステップ
この記事でわかること
・急変対応の「怖い」の本当の原因と卒業の道筋
・ABCDEで「何から動くか」を整理する方法
・現場で使えるISBAR報告のテンプレート3選
・心停止を予防する「キラートーク」とNEWS2の使い方
・苦手を克服する段階的な学習ステップ
・ABCDEで「何から動くか」を整理する方法
・現場で使えるISBAR報告のテンプレート3選
・心停止を予防する「キラートーク」とNEWS2の使い方
・苦手を克服する段階的な学習ステップ
こんな経験ありませんか?
・夜勤中「なんか患者さん様子変」と思っても、どう動けばいいかわからない
・モニターが鳴って焦り、頭が真っ白になる
・先輩から「アセスメントして」と言われても、何から見ればいいか分からない
・ドクターコールしたら「で、何が言いたいの?」と冷たく返された
・急変対応後、「もっと早く気づけたかも」と自分を責める
・モニターが鳴って焦り、頭が真っ白になる
・先輩から「アセスメントして」と言われても、何から見ればいいか分からない
・ドクターコールしたら「で、何が言いたいの?」と冷たく返された
・急変対応後、「もっと早く気づけたかも」と自分を責める
救急看護認定看護師・診療看護師(NP)として多くの現場を見てきましたが、こうした「怖い」は新人看護師の能力不足ではありません。
単に「動き方・伝え方・見方のフレームワークを知らない」だけです。フレームワークを覚えれば、誰でも怖さを卒業できます。
単に「動き方・伝え方・見方のフレームワークを知らない」だけです。フレームワークを覚えれば、誰でも怖さを卒業できます。
Contents
「怖い」の正体|3つの原因
急変対応が「怖い」と感じる背景には、3つの共通した原因があります。自分の「怖さ」がどこから来ているかを知れば、卒業への道筋が見えてきます。
原因 01
知識の不足
「何を見ればいいか」のフレームワークを知らない
→ ABCDEで見る順番を覚えれば解決
→ ABCDEで見る順番を覚えれば解決
原因 02
言語化の不足
「なんか変」を医師に伝える言葉にできない
→ ISBARで報告の型を覚えれば解決
→ ISBARで報告の型を覚えれば解決
原因 03
経験の不足
実際に動いたことがないから体が動かない
→ シミュレーション研修で反復すれば解決
→ シミュレーション研修で反復すれば解決
全ては「知って・覚えて・練習する」で解決
急変対応の「怖い」は、才能や性格の問題ではありません。
適切なフレームワークを知り、覚え、シミュレーションで体に染み込ませれば、誰でも確実に卒業できるスキルです。
適切なフレームワークを知り、覚え、シミュレーションで体に染み込ませれば、誰でも確実に卒業できるスキルです。
STEP 1|ABCDEで「何から動くか」を整理する
急変時に「何から動けばいいか」迷うのは、評価の軸が決まっていないからです。「急変対応 流れ」の正解は、ABCDEアプローチにあります。
ABCDEは「バイタルを順番に測る」方法ではない
ABCDEは、単にバイタルを順番に測る方法ではありません。
Aで問題があれば気道確保、Bで問題があれば酸素投与や応援要請など、評価しながらその場で介入していく考え方です。
Resuscitation Council UKでも「生命を脅かす問題を次に進む前に治療する」ことがABCDEアプローチの原則とされています。順番に「見て」「治療して」「次へ」が正しい使い方です。
Aで問題があれば気道確保、Bで問題があれば酸素投与や応援要請など、評価しながらその場で介入していく考え方です。
Resuscitation Council UKでも「生命を脅かす問題を次に進む前に治療する」ことがABCDEアプローチの原則とされています。順番に「見て」「治療して」「次へ」が正しい使い方です。
その前に|3-5秒で第一印象を評価する
ABCDE評価の前に、部屋に入った瞬間の3-5秒で視覚的に外観・呼吸・循環を評価し、重症感を判断します。この第一印象が、その後のアセスメントのスピード感を決めます。
外観
・大まかな意識状態(開眼の有無・視線が合うか)
・姿勢や外観の異常の有無
・姿勢や外観の異常の有無
呼吸
・自発呼吸の有無
・呼吸努力
・テンポ(速い or 遅い or 正常)
・呼吸努力
・テンポ(速い or 遅い or 正常)
循環
・顔色
・皮膚色
・冷や汗の有無
・皮膚色
・冷や汗の有無
第一印象から「重症感」を判定する
3要素を見て、重症感を3段階で判定します。この判定がその後の動きのスピードを決めます。
緊急
顔色も悪く自発呼吸がなさそう
→ 即座に応援要請・CPR準備
→ 即座に応援要請・CPR準備
重症感あり
表情はうつろで呼吸が速い
→ すぐにABCDE評価・応援要請
→ すぐにABCDE評価・応援要請
重症感なし
外観・呼吸・循環に明らかな異常なし
→ 通常のアセスメント
→ 通常のアセスメント
第一印象で「緊急」「重症感あり」と判定したら
「緊急」または「重症感あり」と判定したら、1人で対応しないこと。すぐに応援要請(ナースコール・ドクターコール)し、誰かが来るまでの間にABCDEを評価します。迷ったら「呼ぶ・人を集める」が先です。
ABCDE|命に関わる順番で評価する
A
Airway|気道
「空気の通り道」は確保されているか?
見るポイント
声が出るか・いびき様呼吸・喘鳴・ゴロゴロ音・嘔吐物/分泌物/出血による閉塞・舌根沈下
看護師の初動
頭部後屈あご先挙上・側臥位・吸引準備・酸素投与
報告すべき情報
「いびき様呼吸あり」「声が出ない」「嘔吐物で気道閉塞」
B
Breathing|呼吸
呼吸は十分にできているか?
見るポイント
呼吸数・SpO2・努力呼吸・胸郭の動き・呼吸音(左右差)・チアノーゼ
看護師の初動
酸素投与(SpO2目標94%以上)・座位保持・BVM準備・呼吸数カウント
報告すべき情報
「呼吸数30回/分」「SpO2 85%」「努力呼吸あり」
C
Circulation|循環
血液は全身に巡っているか?
見るポイント
脈拍(速さ・強さ)・血圧・CRT(爪床再充満時間)・冷汗・皮膚の色・尿量
看護師の初動
ルート確保・モニター装着・下肢挙上・輸液準備・採血準備
報告すべき情報
「血圧80/50」「脈拍130/分」「冷汗・末梢冷感あり」
D
Disability|意識
意識・神経学的所見に異常はないか?
見るポイント
JCS/GCS・瞳孔(大きさ・対光反射)・麻痺の有無・血糖・痙攣
看護師の初動
血糖測定・瞳孔確認・麻痺チェック・安全確保(転倒予防)
報告すべき情報
「JCS 200」「瞳孔左右差あり」「血糖 40」
E
Exposure|全身観察
見落としている所見はないか?
見るポイント
体温・外傷・発疹・腹部膨満・下血・失禁・褥瘡
看護師の初動
保温・体位調整・全身観察・排泄確認
報告すべき情報
「体温39度」「下肢に発疹あり」「腹部膨満・圧痛あり」
ABCDEの3つのルール
① 必ず「Aから順番に」評価する
気道(A)が通っていなければ、呼吸(B)も循環(C)もない。順番が命
② 異常があればその場で対応してから次へ
Aで異常 → 気道確保してからBへ。「全部見てから動く」はNG
③ 繰り返し再評価する
処置後・時間経過後に必ずもう一度ABCDE。「変化を捉える」が命
気道(A)が通っていなければ、呼吸(B)も循環(C)もない。順番が命
② 異常があればその場で対応してから次へ
Aで異常 → 気道確保してからBへ。「全部見てから動く」はNG
③ 繰り返し再評価する
処置後・時間経過後に必ずもう一度ABCDE。「変化を捉える」が命
ABCDEをさらに深く学びたい方へ
ABCDEの9原則・各項目の詳細・NEWS2との使い分け・研究に基づく上達方法など、もっと専門的に学びたい方は、Resuscitation Council UK準拠の ABCDEアプローチ完全ガイド をご覧ください。査読付き研究論文を引用しながら、現場で回せるABCDEを徹底解説しています。
STEP 2|SBAR/ISBARで「確実に伝える」報告術
ABCDEで整理した情報を、次はSBAR(エスバー)で医師に伝えます。医師への報告でよく使われるのがSBAR、または患者・報告者の確認を加えたISBARです。AHRQ(米国医療研究品質庁)でも標準ツールとして広く推奨されています。でも、教科書通りの順番では現場で通用しないのをご存知ですか?実戦的な報告術を解説します。
緊急時の正解は「結論ファースト+SBAR」
SBAR(状況・背景・アセスメント・提言)は情報整理のフレームワークとして最適です。しかし、緊急時にそのまま使うと重大な落とし穴があります。
・前置きが長い→話している間に患者さんは悪化
・「何をしてほしいか」が最後→医師がストレスを感じる
・医師は「今すぐ行くべきか」を最初に知りたいのに、その材料が最後に出る
・「何をしてほしいか」が最後→医師がストレスを感じる
・医師は「今すぐ行くべきか」を最初に知りたいのに、その材料が最後に出る
そこで急変対応に強い看護師は、「一言で要件」を最初に伝えてから、詳細を補足する型を使います。
悪い例 vs 良い例|同じ状況でもここまで違う
悪い例 ✕
教科書通り(冗長)
「○号室のAさんですが、もともと心不全がありまして、先ほど訪室したところ呼吸苦を訴えられ、SpO2が88%まで低下しており、呼吸数が30回で……(中略)……なので、診察をお願いできますか?」
→ 医師は「で、急ぐの?」
→ 結論まで1分以上聞かされる
→ 結論まで1分以上聞かされる
良い例 ○
結論ファースト(実戦的)
「○号室のAさんが急変です!すぐ診に来てください!
心不全既往あり、呼吸困難、SpO2 88%、呼吸数30回です。酸素マスク開始してます。」
心不全既往あり、呼吸困難、SpO2 88%、呼吸数30回です。酸素マスク開始してます。」
→ 医師は即座に状況判断
→ 10秒で要件が伝わる
→ 10秒で要件が伝わる
ISBAR|5つの要素を押さえる
結論ファーストで伝えた後、ISBARの順番で詳細を伝えます。ISBARはSBARに「患者・報告者の確認(I)」を加えた形で、誰の話かを最初にはっきりさせることで情報の取り違えを防げます。
I
Identification|誰が・誰について
「3階病棟の山田です。501号室のAさんのことで…」
S
Situation|今の状況
「呼吸困難を訴えています。SpO2 88%です」
B
Background|背景・経過
「心不全で3日前に入院、○○を内服中です」
A
Assessment|自分のアセスメント
「心不全の増悪を疑います」
R
Recommendation / Request|提案・依頼
「すぐに診察をお願いします。酸素マスク開始していいですか?」
忘れずに|指示の復唱確認
医師から指示を受けたら、必ず復唱して確認しましょう。
例:「酸素マスク5L、ラシックス20mg静注ですね」
聞き間違い・勘違いによる医療事故を防ぐために、クローズドループ・コミュニケーション(指示→復唱→確認)は必須です。
例:「酸素マスク5L、ラシックス20mg静注ですね」
聞き間違い・勘違いによる医療事故を防ぐために、クローズドループ・コミュニケーション(指示→復唱→確認)は必須です。
シナリオ別|報告テンプレート3選
シナリオ1|心停止
「○号室で心停止です!コードブルーかけてください!」
「○号室のAさん、○時○分、反応なし・呼吸なし・脈なしを確認、CPR開始しました」
「救急カート・除細動器準備中です」
「○号室のAさん、○時○分、反応なし・呼吸なし・脈なしを確認、CPR開始しました」
「救急カート・除細動器準備中です」
シナリオ2|ショック疑い
「○号室のAさん、急変です。すぐ診に来てください!」
「血圧70/40、脈拍140回、冷汗・末梢冷感あり」
「肺炎で入院中です。敗血症性ショックを疑います」
「ルート確保、輸液準備しておきます」
「血圧70/40、脈拍140回、冷汗・末梢冷感あり」
「肺炎で入院中です。敗血症性ショックを疑います」
「ルート確保、輸液準備しておきます」
シナリオ3|呼吸困難
「○号室のAさん、呼吸困難です。診察お願いします」
「SpO2 85%、呼吸数30回、努力呼吸あり」
「心不全既往あり、増悪を疑います」
「酸素マスク5L開始していいですか?」
「SpO2 85%、呼吸数30回、努力呼吸あり」
「心不全既往あり、増悪を疑います」
「酸素マスク5L開始していいですか?」
電話を切る前の「ワンフレーズ」
報告の最後に、この一言を添えることで準備の質が格段に上がります。
「先生が来るまでに、何か準備しておくものはありますか?」
このひと言で、薬剤・物品・体位・検査の準備まで先回りできます。医師も「気が利く看護師」と感じ、連携がスムーズになります。
STEP 3|本当の解決は「予防」にある
ABCDE評価・ISBAR報告を身につければ、急変時の対応力は確実に上がります。しかし、本当に大切なのは「心停止させない」こと。一番近くにいる看護師だからこそできる"予防"の視点を持ちましょう。
急変の徴候に気づく|心停止前のサイン
心停止の数時間前には、バイタルサイン・意識状態・呼吸状態に変化が現れていることが少なくありません。これらの急変の徴候(先行兆候)に早く気づくことで、心停止を未然に防げる可能性があります。
呼吸数の変化
呼吸数25回以上 or 9回以下
→ 最重要サイン
→ 最重要サイン
血圧低下
収縮期血圧90以下、もしくは普段より40以上低下
意識レベル低下
普段よりぼーっとしている・返答が鈍い・時間/場所がわからない
尿量減少
0.5ml/kg/時以下
→ 循環不全のサイン
→ 循環不全のサイン
「なんか変」は最強のセンサー
数字には現れない「いつもと違う」「なんか変」という看護師の直感は、実は最強の早期発見センサーです。そう感じたら遠慮なくバイタル測定+医師報告に動きましょう。
NEWS2|「なんか変」を数字で客観化する
看護師の直感をNEWS2(National Early Warning Score 2)で数字に置き換えることで、医師への報告説得力が格段に上がります。
NEWS2の基本
バイタルサイン7項目を点数化。1項目でも3点 or 合計5点以上ならただちに医師評価。
・呼吸数 25回以上 → 3点
・収縮期血圧 90以下 → 3点
・心拍数 131以上 → 3点
・意識レベル低下 → 3点
・収縮期血圧 90以下 → 3点
・心拍数 131以上 → 3点
・意識レベル低下 → 3点
RRT|迷ったらチームを呼ぶ
RRT(Rapid Response Team|迅速対応チーム)は、「心停止になる前に」駆けつけてくれる院内の応援チームです。キラートークやNEWS2高値を見つけたら、遠慮なくRRTを呼びましょう。
呼ぶのをためらわない
「大したことなかったら恥ずかしい」と思う必要はありません。早めに呼んで何もなかった方が、手遅れよりずっと良いのです。
苦手を克服する|段階的な3ステップ
急変対応の「怖い」は、段階的な学習で必ず卒業できます。今日から始められる3ステップをご紹介します。
STEP
01
準備|毎日の習慣に組み込む
・救急カートの場所と中身を毎日点検
・除細動器の充電確認(緑ランプ点灯?)
・BVM(バッグバルブマスク)の動作確認
・ナースコールボタンからの応援要請経路を確認
・除細動器の充電確認(緑ランプ点灯?)
・BVM(バッグバルブマスク)の動作確認
・ナースコールボタンからの応援要請経路を確認
点検を毎日のルーチンにすれば、いざという時に体が動きます
STEP
02
シミュレーション|声に出して動く練習
・NCLS(看護師特化の急変対応コース)
・ACLS(AHA公式の二次救命処置コース)
・職場内の急変対応シミュレーション研修
・院内急変事例の事前学習
・ACLS(AHA公式の二次救命処置コース)
・職場内の急変対応シミュレーション研修
・院内急変事例の事前学習
手順を知っていても、実際に動かないと身につきません。シミュレーションで体に染み込ませます。
STEP
03
振り返り|経験を次に活かす
・現場の急変事例を時系列で書き出す
・「もっと早く気づけたサイン」を探す
・カンファレンスでチームで共有する
・記録を残して定期的に見返す
・「もっと早く気づけたサイン」を探す
・カンファレンスでチームで共有する
・記録を残して定期的に見返す
振り返りこそ最大の学習。記録の取り方も含めて、次の急変に備えます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 急変時、応援を呼ぶのが遅れてしまいます。どうすれば?
「ヤバい」と感じた瞬間にナースコールです。迷ったら呼ぶ。大したことなかった方が良いのです。1人で対応しようとせず、早めに人を集めるのが最大の初期対応です。
Q2. ドクターコールすると怒られそうで怖いです
結論ファーストで「○号室のAさん、急変です。診察お願いします」と最初に要件を伝えれば、医師は即座に状況判断できます。手遅れの方が何倍も怒られるので、迷わず報告しましょう。
Q3. アセスメントに時間がかかります。どうすれば早くなる?
ABCDEを体に染み込ませること。順番を考えないで自動的に動けるレベルまで反復します。シミュレーション研修(NCLS等)で繰り返し練習するのが最短ルートです。
Q4. 経験年数が少ないと急変対応できませんか?
経験年数と急変対応力は比例しません。フレームワーク(ABCDE・ISBAR)を知り、シミュレーションで反復練習した看護師は、新人でも動けます。逆に経験があっても学んでいなければ動けません。
Q5. 急変対応の記録はどう書けばいい?
時系列で「いつ何をしたか」を明確に書くのが基本です。特に心停止対応ではCPR開始・除細動・ROSCの時間が蘇生評価に直結します。詳しくは記録の書き方記事で解説しています。
Q6. NCLSとACLSのどちらを先に受けるべき?
看護師にはNCLSが最優先。看護師特化のシナリオで、病棟で起こりやすい急変に対応する力が身につきます。NCLS修了後、さらに深めたい方はACLS 1日コースへ進むのが推奨ルートです。
まとめ|あなたの「気づき」が患者さんを救う
急変対応は、単なる手技の習得ではありません。一番近くにいる看護師が「いつもと違う」と気づき、適切に報告し、チームを動かす。それこそが最大の救命です。
「怖い」の正体は知識・経験・言語化の不足。ABCDEで見る・ISBARで伝える・予防の視点を持つという3軸を覚えれば、確実に卒業できます。
そして、「止まってから動く」のではなく「止まる前に動く」スキルを身につければ、夜勤の不安はぐっと減ります。
「怖い」を本当に卒業したい方へ|学習オプション
記事で理解した内容を「本当に動けるレベル」まで引き上げるために、急変対応.netでは目的別に選べる4つの学習オプションを提供しています。
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もっと急変対応を学びたい方へ
急変対応.netでは、新人看護師〜指導者まで目的別に厳選した40記事以上を「急変対応マニュアル」として整理しています。敗血症・ショック・ABCDE・救急カート・心停止対応など体系的に学べます。
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執筆・監修
万波 大悟
MANAMI DAIGO
急変対応.net 代表
経歴・資格
現職
診療看護師(NP)
専門資格
元 救急看護認定看護師
インストラクター
AHA-ACLSファカルティ
(提携ITC: JSISH-ITC)
(提携ITC: JSISH-ITC)
学会活動
救急看護学会 評議員
「急変対応の『怖い』は、知識と経験のギャップ。ABCDEとISBARという共通言語を身につければ、新人でも確実に動けるようになります。一番近くで患者さんを見ている看護師こそ、急変予防の要です」
参考文献
・American Heart Association. 2025 Guidelines for CPR and ECC
・日本蘇生協議会. JRC蘇生ガイドライン2025
・Royal College of Physicians. National Early Warning Score (NEWS) 2
・日本救急看護学会. 救急初療看護に関するガイドライン
・WHO. Patient Safety Curriculum Guide: Multi-professional Edition
・日本蘇生協議会. JRC蘇生ガイドライン2025
・Royal College of Physicians. National Early Warning Score (NEWS) 2
・日本救急看護学会. 救急初療看護に関するガイドライン
・WHO. Patient Safety Curriculum Guide: Multi-professional Edition