継続教育とは「看護の専門職として常に最善のケアを提供するために必要な知識、技術、態度の向上を促すための学習を支援する活動である」と示されています。
継続教育の基準ver2より
看護協会が出している「継続教育の基準ver2」活用のためのガイドの中に、看護職の能力開発は施設内教育と施設外教育を活用し行われると書かれていましたので紹介します。
施設外教育とはいわゆる施設外で行われる教育のことです。具体的には看護協会や企業のセミナー、地域の医療機関による公開されている勉強会などが該当します。
当会で実施しているような心肺蘇生法のコースやファーストエイドもそれに該当します。
施設外教育のメリット
多くの病院が施設職員に対する教育に大変な労力と予算をかけています。もちろん人材育成に投資することは組織にとって重要なことですが、教育プログラムを新しく作るより既存のプログラムを採用するほうが早い場合もあります。
施設外教育の場合、
・受講料がかかる
・職場によっては休日に受講する
などなど、デメリットはありますが、院内のあまり効果的でない研修ばかり受けているようでしたら、地域ごとの各病院が施設外教育を活用していくことも効果的なのかなと考えています。
日本看護協会のホームページより誰でもアクセスできますので、興味のある方は御覧ください。
http://www.nurse.or.jp/nursing/education/keizoku/index.html
さいごに
当会ではあらゆるスペシャリティをもった看護師が集まり、急変対応能力の向上に向けてAHAコースや救急看護学会のファーストエイドコースを開催しています。
施設外教育の一端として、地域の医療職の方々に向けて気軽に受講できるオリジナルセミナーも随時計画していく予定ですので、ぜひご活用ください。